児童養護施設マリア園は、明治14年の設立より100年以上の長い歴史を、公私を問わず地域住民の方々の厚いご理解とご協力をいただき、支えられて歩んできました。
現在6つのホームに別れて個人の自立を尊重しながらアットホームな雰囲気の中で生活している児童養護施設です。 それぞれのホームでの生活を大切にしつつ、園全体でも地域との交流や夏祭り・クリスマス会・卒園生を送る会などの行事にも積極的に取り組んでいます。
(※イラストは長崎市南山手町16番の旧園舎)

児童養護施設マリア園は、明治14年の設立より100年以上の長い歴史を、公私を問わず地域住民の方々の厚いご理解とご協力をいただき、支えられて歩んできました。
現在6つのホームに別れて個人の自立を尊重しながらアットホームな雰囲気の中で生活している児童養護施設です。 それぞれのホームでの生活を大切にしつつ、園全体でも地域との交流や夏祭り・クリスマス会・卒園生を送る会などの行事にも積極的に取り組んでいます。
(※イラストは長崎市南山手町16番の旧園舎)
このたび児童養護施設マリア園は、平成31年4月に下記住所へ移転しましたのでご案内申し上げます。
新園舎ではより家庭的な環境での養育の実現の為、養育単位を完全小規模ユニット化しました。
本園敷地内に定員8名の5ユニット、近隣の地域に定員6名の地域小規模児童養護施設1ヵ所を設置しております。
また、令和元年6月1日より当法人の新たな事業として児童家庭支援センター(みなみやまてこども家庭支援センターびぃどろ)を開設しました。
皆様には今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
【新住所】 長崎県長崎市南山手町16-33
(※電話番号・FAX番号は変更ありません)
児童養護施設での就労を検討されている方の為に、施設見学を実施しております。
ご希望される方はお問合わせよりご連絡をお願い致します。
(※一般の方、学生の方は問いませんが、今後、マリア園及び、マリア園以外の
他施設を含む児童養護施設での就労を検討されている方に限定させて頂きます。)
・見学は基本的に平日のみで、日中(10:00~15:00頃迄)でお願い致します。
・施設の都合や状況により、受付できない日、見学できない場所もございます。
・写真/動画の撮影は、ご遠慮いただきます。
6月11日(日)理事会、6月25日(日)評議員会が開催され、決算、事業報告等について審議し承認されております。
下記リンク(WAMNET)にて詳細を掲載しておりますのでご閲覧ください。
➤財務諸表等電子開示システム
ひとつの心、ひとつの魂
一人ひとりを大切にする
明治10年7月西南の役直後、ベルナール・プティジャン司教の招きに応じて、フランスからショファイユの幼きイエズス修道会シスター4名が神戸に来日した。シスター方は神戸、大阪で孤児のための養護施設を開設し、明治14年1月にメール・マリー・ジュスティヌとメール・センテリーによってマリア園の前身である「長崎センタンファンス」を長崎居留地大浦五番の地に設立した。マリア園の歴史の始まりである。
南山手16番地(現在地)に修道会の日本管区本部修道院が建設され、その建物に明治32年1月「長崎センタンファンス」は移転したが、本部修道院には養護施設だけでなく、幼稚園(現在の大浦信愛幼稚園)、外国人子女のための学校「清心女学校」が併設されていた。第二次世界大戦後、昭和21年10月、「マリア園」と名称を変更し再出発を図り、昭和23年1月、児童福祉法により養護施設として認可され、現在に至っている。
イエス・キリストは常に貧しく弱い立場の人の味方であり、徴税人、らい病患者など世間から忌み嫌われる存在であっても一人の尊い人間として関わられた。
(1)一人ひとりの人権を尊重し、「自己選択の自由と自己決定の自由」の保障に努める。
・一人ひとりの個性を大切にし、個々の能力を最大限、発揮できるように援助する。
・生活のあらゆる場面で「自己選択の自由と自己決定の自由」が保障される。それには自己責任が伴うことを体験を通して学ばせる。
・一人ひとりの年齢と発達に応じて選択肢を提供する。
・一人ひとりが受容され、愛されることを体験し、基本的信頼感が育つように関わる。
(2)一人ひとりの安全を保障し、成長を援助する。
・子どもに対して身体的・精神的苦痛を与えたり、人格を辱めるようなことがあってはならない。
・差別・偏見をなくし、人権の大切さを認識、理解させ、不当を許さない正義感を互いに共有できるようにする。
・一人ひとりを守るための事故・防災のシステムを確立する。
(3)一人ひとりが個人・集団の生活を向上させるため、自由に意見を表明することを保障する。
・子どもからの要望・苦痛について、よく耳を傾け、適切な解決を行う。
・子どもたちが自由に意見を表明できる場を設け、それを支援する。
・外部の人をメンバーに入れた苦情解決システムを機能させる。
(4)集団生活の場において、一人ひとりのプライバシーを尊重する。
・一人ひとりの生活空間、時間、私有物を保障する。
・子どものプライバシーを尊重するとともに、他人のプライバシーを守ることの大切さを学ばせる。
・生活の小集団化を進める。
イエス・キリストが父母であるヨゼフ、マリアの元から自立するとき、洗礼者ヨハネに洗礼を受け、荒れ野での断食、悪魔の試みに打ち勝ち宣教を開始された。自立には幾多の苦難が立ちはだかるが、イエスはヨゼフ、マリアによって幼少時から温かく育まれた愛の力によって自立していったのである。
(1)一人ひとりの自立支援計画が具体化されるための目標達成に向けたプログラムを作成して援助する。
・長期的展望をもって自立支援を行い、特に家族等との交流がない子どもには種々の機会を通して(例:ボランティアや里親)家庭生活を体験させ、親及び家庭生活のモデルが獲得できるよう援助する。
・良い自己イメージを持てるように、受容的、支持的な関わりを心がける。
・退所後のアフターケアを通して継続的な援助を行う。
(2)社会を生き抜く力を身につけさせるために、種々の社会体験の機会を設け、発達に応じた生活知識、技術等が習得できるよう援助する。
(3)一人ひとりの個性、能力を尊重し、一人ひとりの適正に合った自立が出来るように援助する。
・学力向上を図り、自らの進路に役立てることができるように援助する。
・一人ひとりの子どもの興味、関心を揺さぶり、適正を見極め、個人の願望を確かめさせるように導く。
・学力だけでなく、スポーツ、芸術等、一人ひとりの興味、能力が生かされる場・機会を提供する。
イエス・キリストが家族の愛に包まれて成長したように、「家庭」は子どもの生きる基盤である。「家庭」の再生を祈りながら家族との関わりを大切にする。
(1)家族との情報交換を密にして、子どもに対する共通理解を深め、家族との連携を図る。
・必要に応じて家族面談を行い、家族の要望・苦情に耳を傾け適切な解決を行う。
・施設の規則や学校行事等について家族の理解と協力を得るようにする。
・外出、外泊時の過ごし方をアドバイスする。
(2)家族の生活基盤の整備に可能な限り協力し、家庭機能の回復を支援し、家庭復帰の促進に努める。
・必要に応じて家庭訪問を行う。
・児童相談所や関係機関等との連携・強化を図る。
幼きイエスが地域社会の中で育まれたように、一人ひとりが地域社会の中でかけがえのない存在として認められ、受け容れられ、必要な助けを受けて良き社会人として生きる。
(1)学校、地域活動への参加や行事等の交流を通して、地域住民との関わりを密にし相互理解を深める。
・子どもも職員も地域社会の一員としての自覚を持ち、幼稚園・学校(PTA)、地域(自治会)のメンバーとして活動する。
・職員、子どものボランティア活動を奨励する。
(2)個々の家庭との交流を深め、地域の子どもたちと交友関係が築けるように援助する。
・地域の生活時間と施設の生活時間にずれがないようにする。
・個々の家庭と施設との相互交流を通して、地域の人々から支えられる施設を目指す。
(3)施設の機能や資源を地域に有効に活用できるように努める。
・施設内のスペースを地域に開放し、地域の活動の場として提供する。
・地域の子育て相談に積極的に対応する。
明治14年1月15日 | 長崎居留置大浦5番に「長崎センタンファンス」と授産所を創立 |
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明治31年7月19日 | 長崎市浪ノ平南山手16番地に日本管区本部修道院落成 |
明治32年1月 | 居留地大浦5番より移転 |
昭和18年3月26日 | 第二次世界大戦により子どもたちはセン・ベルナル山に疎開。 同年日本西部軍は16番を占拠 |
昭和20年8月9日 | 長崎に原子爆弾投下、抑留から解放されたカナダ人シスターは戦災遺児救済事業開始。戦災孤児46名収容 |
昭和21年10月1日 | 「マリア園」と名称変更(命名者スール・スタニスラス) |
昭和23年1月1日 | 児童福祉法により養護施設として認可、定員60名 |
昭和28年4月7日 | 社会福祉法人「長崎聖嬰会」設立 |
昭和30年 | 定員75名に変更 |
昭和46年6月14日 | 社会福祉法人「聖嬰会」に定款変更 |
昭和56年10月7日 | 創立100周年記念祝典挙行 |
平成19年4月1日 | 「社会福祉法人 聖嬰会」から「社会福祉法人 うら梅の郷福祉会」に経営移管 |
平成26年8月8日 | 社会福祉法人「南山手会」設立 |
平成26年10月1日 | 「社会福祉法人 うら梅の郷福祉会」から「社会福祉法人 南山手会」 に経営移管 |
平成27年4月1日 | 定員53名に変更 / 園舎2階にて小規模グループケアを一部開始 |
平成31年1月1日 | 長崎市東琴平に地域小規模児童養護施設1ヵ所開設 |
平成31年4月6日 | 定員46名に変更 / 長崎市南山手町33番へ移転し完全小規模化 |
令和元年6月1日 | 児童家庭支援センター設置認可「みなみやまてこども家庭支援センターびぃどろ」開設 |
団体名 | 社会福祉法人南山手会 |
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施設名 | 児童養護施設マリア園 |
所在地 | 長崎県長崎市南山手町16番33号 |
連絡先 | TEL:095-822-1583 FAX:095-822-1726 |
代表者 | 施設長 赤岩 保博 |
設立年月日 | 明治14年1月15日 |
施設面積 | 1,432.72㎡(延面積・本園のみ) |
敷地面積 | 3,981.35㎡(本園のみ) |
児童定員数 | 46名(本園40名, 地域小規模6名) |
施設室数 | 児童棟ユニット(ホーム):5棟, 緊急一時保護室:1室, ショートステイ室:1室, 親子訓練室:1室, 地域交流室, 心理療法室, etc |
職員数 | 43名 |
職員構成 | 施設長,指導員,保育士,特別指導員,心理療法担当職員,個別対応職員,家庭支援専門相談員,里親支援専門相談員,栄養士,調理員,事務員,受付,作業員 |
事業概要 | 児童養護施設,子育て短期支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ), 児童家庭支援センター(併設), 生計困難者レスキュー事業 |
マリア園では2歳から18歳まで定員46名の児童が各6~8名ずつの6グループに分かれて生活をしています。
子ども達の生活支援は、施設全体の責任を持つ施設長をはじめ、保育士や児童指導員、心理療法士、栄養士、調理員等が連携して行っています。
親の離婚や病気など何らかの事情で親と一緒に生活することが出来ない子どもたちや、適切な養護を必要とする子どもたち一人ひとりが安心して生活できる場所であり続ける様、邁進しております。
また、子どもたちの誕生日会や年間を通じた四季折々の行事、地域の様々な活動への参加を通じ、豊かな人間性や社会性を育み、家庭復帰に向けた準備、社会へ巣立つ為の人間力を養います。
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4月 | 新年度式、中高生練成会、健脚大会、進級・進学お祝い会、こいのぼり掲揚 |
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5月 | 母の日お祝い会、子ども会歓迎会、三菱招待 |
6月 | 父の日お祝い会 |
7月 | 海水浴、マリア園夏祭り、球技大会 |
8月 | キャンプ、プール、一時帰省、帰省しない子の旅行、学習合宿、プロ野球招待 |
9月 | 居留地祭り |
10月 | おくんち招待、スポーツレクレーションフェスタ |
11月 | マリア園墓地清掃 |
12月 | クリスマス会、聖夜ミサ、もちつき、大掃除、一時帰省、帰省しない子の外出 |
1月 | 新年会、創立記念日 |
2月 | 豆まき |
3月 | ホーム外出、卒園お別れ会、はたあげ招待、東京旅行招待 |
通年行事 | お誕生日会、避難訓練、資源回収、御ミサ、神様タイム、美容師組合カット奉仕 |
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当施設及び当サイトに関するお問い合わせは、下記までご連絡下さい。当施設の活動に関するご意見やご感想も、歓迎いたします。
何らかの事情により家庭でお子さんを養育できない場合、またそうした状況にある子どもにお気付きの場合、あるいは子育てに関する不安や疑問を抱えておられる場合には、お気軽にご相談ください。
個人情報や相談内容などのプライバシーは厳守いたしますので、どうか一人で悩まずに、先ずはご連絡下さい。
〒850-0931
長崎県長崎市南山手町16-33
TEL:095-822-1583
FAX:095-822-1726
名称 | 児童養護施設 マリア園 |
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TEL | 095-822-1583 |
FAX | 095-822-1726 |
住所 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町16-33 |